Under the bridge

 最近私のテーマ曲になってるのが、Red Hot Chili Peppers(以下RHCP)の"Under the bridge"です。これは1991年に世に出された"BLOOD SUGAR SEX MAGIK"に収録されている名曲でございまして、人間の持つ孤独と孤独に衝突した時に対する痛みや絶望感を詞に書き出し、曲を付けたというものです。

 最近孤独の発作が目立ちます。といってもそんな癇癪みたいな大げさなものではなく、ただぼんやりと「あー切ねえなあ」とそんな気分になるだけですが。まあそれは置いておいて、私は人間が孤独と一生に亘って闘う存在であると思っています。簡単に言えば、孤独と闘うからこそ私たち人間は(こんな代名詞使っていいのかどうか微妙ですが)連帯の中で生きていく事しかできないことを唐突に突きつけているわけであり、言ってみれば互いに生きる事は人間の本能であると置き換えても別段まずくないような気がします。例えばイラクへ派兵された方々の合言葉は"Road to my home"だったそうで、これは言ってみれば連帯がもたらす成れの果てといいますか、自分の連帯を守る本能とそれを裏付けする論理ができあがって、その結果銃のトリガーを引くのでしょう。たとえそれが捕虜の虐待という最悪の結果になったとしても、論理の後付けによってうまく自己正当化を果たし、結果として不本意な殺戮へと至るのではないかと思います。

 このような連帯の喪失に対する闘いといいますか、孤独を感じた時こそ自分の生を実感しているのだなと。

 何であれ人間らしく生きたいなと思う今日この頃です。