ホームグラウンドとバイアス

前日の日記の続きです。

以前から某所で一風変わったネット上での人間トラブルに関して傍観しています。一般的に、ネット上に限らずほぼ全ての場において議論/言い争いにはホームグラウンドが存在します。両方の立場において全くフリーな状態で提供されている討論の場としては、簡単に言えば司法なんかがそれに当たると思いますが、如何せん法的でないものに関してはそういう風な場の有利/不利という形が多いと思います。まあそういう風な不利な状況に突っ込む人は、まあどうでもいいような事でしたら「飛んで火に入る夏の虫」といいますか、究極のマゾの予感もするわけですが、これがリアルも絡みかねない人間トラブルだとするとそういう訳にもいかないのが実情で、不利な状況でも自らの信念を守るために貫かなければならないのがなかなか辛いところです。

糞だのボケだの言われて、挙句の果てには「正常な人間じゃない」「人を愛した事がないのでは」と直球で投げつけてくるホームの方々数名に対し、自らの面子を守るために1人でアウェーに乗り込む他称「異常な人間」。

私に言わせれば、その場を見るに限りホームで散々相手を罵倒してる自称「正常な人間」さん達は本当に正常なの?という具合に思えてなりません。もっとも、昨日の日記でも書いたように「人間なんて正常/異常のラインは空乏層が大きいから、普段はバイアスのかかり具合で決定する」のですから、あまりこの思いは具体性を成していないわけですが。まあなんにせよ、自分がホームに立つとそれこそ叩き潰すかの如く執拗に本筋から離れた人格攻撃をしたりするのは、リアルが混じっている問題に対して行使するのは非常にいただけませんね。

そういう意味でも、あの場の空気を一発で変えた書き込みをした方は、相当良いスパイスになったと思います。私自身その問題の当事者(罵られた側)とはちょっとしたネット上での知り合いだったりするのですが、私の知る限りあそこまで人格攻撃されるほど人間性がおかしいという事は全くありません。本人の名誉のために言っておきますが、彼は必要以上の人格攻撃をされるほど人間性がおかしいという事はなく、むしろ私以上に人間のできたしっかりした方だとお見受けしています。それにしても、URL紹介するだけしといて自らが実践せずに人格攻撃を継続するのと、対しURL先を見たのかもしれませんがうまく相手をなだめる方法を実践して場を落ち着けようとしたのと、本当に対照的な印象を受けました。人間臭いっていうのは私自身非常に好きなのですが、度も過ぎると嫌いです。うまく言葉で具現化ができないのですが、こういうタイプの口八丁はくさすぎてNG。

まあなんせ他称「異常な人間」様、本当にお疲れ様でした。私はあの状況を見るに貴方を支持しますよ。