そもそもの発端とは

話は今月の6月中旬に遡ります。年間40億円の赤字経営を続けている大阪近鉄バファローズと、前々から経営危機が囁かれていたオリックスブルーウェーブの2球団が合併にほぼ合意したという話が公表され、世間に大きな波紋をもたらします。そもそもこのような経営危機からの合併というものは今になって始まったわけではなく、特にパリーグにおいてはそれが深刻を極めており、遂に耐え切れなくなって経営を抜本的に見直すしかなかったのであろうと推測します。このオリックス近鉄合併問題に端を発し、急速に10球団1リーグ化、すなわち12球団のうち4球団が合併し1リーグ制でプロ野球の1シーズンを展開していこうという試案がプロ野球界を激震の渦に巻き込みます。